ちょっと前のひとりごとヒストリー    

  2003年1月から6月まで     トップへ

2003年6月29日
 グリーンアナベル。

あの大人気のアナベルの仲間です。
グリーンのお花は貴重もの。淡いグリーンがこの季節に涼をもたらしてくれる、そんなアジサイです。
大輪で存在感もしっかり。上品なデザインに仕上がります。


グリーンアナベル

グリーンアナベル・アップ

2003年6月22日
 とっても楽しみに待ってました。

大輪のブルーのあじさいが満開になるのを。

まさか一晩で3分の2がなくなってしまうなんて、予想もしてませんでした。40近くあったつぼみ。全部咲いたらその姿をアップして、みなさんに分けて…その後の予定もしていました。
なのに、手で無理やり折られた後が4本、それ以外は鋭利な刃物で根本からカットされています。
あんまりです。

最近、あちこちの庭先でも「花を折らないで」という張り紙や立て札をみかけます。それだけ心ない人が増えているということでしょう。

育てている側からすれば咲くのを楽しみにしています。いくら手が届くところにたくさんあるからといって黙って人のものを持っていくことに、その方はなんとも思わないのでしょうか。

せつなくなります。




小さなつぼみが咲きました
けさ咲いた小さなつぼみ。本当は一面ブルーになるはずでした


手で折られた枝
いずれも手で折られてた枝

手で折られた枝

はさみでカットされた枝が多数
はさみでカットされた枝が多数
2003年6月15日
 バラはどのくらいの種類があるのでしょう。

新種も次々と出てきます。いつのまにか姿を見なくなってしまうものもあります。せっかく名前を覚えたのにね。

このブリザードも新種です。
白ともクリームとも、きなり色ともいいがたい、光によっては淡いたまご色にもみえるこの大輪のバラ ブリザード。 似たような色はたくさんあるのに、微妙に異なるその色合い。巻き、大きさ、香りもそれぞれ。すべて揃ったバラは本当に贅沢な逸品です。

明日はどんな新種に出会えるでしょうか。




ブリザード

2003年6月8日
 あこがれの一重の蔓バラです。

とっても長くて茎もしっかりしていて立派なものが入りました。
繊細なその姿からは想像できないほどの、固い棘があちこちにたくさん。まるで「さらわないで」と言われているかのよう。

なかなか出逢うことができないこの一重の蔓バラ。なんとか入手できでも、扱いがとっても大変。アレンジメントにも難しいでしょう。自然の姿のままでいさせて、というメッセージでしょうか。

ブーケクラスの方が、それはそれは美しいバラづくしのブーケにデザインしてくれました。


一重の蔓バラ ロング

一重の蔓バラ アップ
2003年6月2日
 あじさいのお話 その2

これもあじさいです。
カシワバあじさいを改良したもので“ティアラ”という素敵な名前がついてます。
ぬけるように透き通る淡い緑色の花びらが幾重にも重なっていて、じっと眺めているだけで幸せな気持ちになってくるほど、とにかくきれい。

あじさいは一般的には比較的身近な花材です。どこのおうちの庭にもプランターにもよくみかけるものです。
でも切り花として流通されるものはとってもお高いものが多いんです。例えると、ユリのカサブランカくらいのお値段。もちろん、このティアラも。(アナベルも秋色あじさいも。)
あじさいはどの種類も水揚げがあまりよくないし、日持ちも期待できませんが、“ここ一番”のときに活躍してくれる、そんな花材ですね。

カシワバあじさい ティアラ

2003年5月23日
 いったいどれ程の年月が経ったことでしょう。

ずっと前にうちにきた小さな鉢のあじさい。
その年の花が終わった後、地植えにしました。
でも翌年も、そのまた翌年もちっともつぼみをつけてくれない…。肥料にも剪定にも気をつけたのに、地植えにした分だけが咲かない。とってもさみしく思っていたら、なんと今年はこんなに立派な大株になりました。つぼみも数え切れないほどです。あれから何年経ったかな。あきらめなくてよかった!もうすぐ大きなブルーの大輪が見られそうです。


2003年5月18日
 あちこちの庭のバラが一斉に咲き始めました。

今年も国際バラとガーデニングショーがスタート。

バラに魅せられている人も、バラは難しいと思っている人も是非一度会場の西武ドームに行ってみてください。とにかくたくさんの種類のバラに出会え、香しいかおりに包まれた魅力的な時間を過ごせます。もちろん、ガーデニングや素敵なハンギングなどもいろいろ出ていますので、とっても参考になりますよ。



昨年より大きくなった
我が家のバラ
2003年5月11日
 今年も無事に母の日の発送が終わりました。
たくさんの方からのご注文、ありがとうございます。

今年はやはり金曜日発送分からうまっていきました。みなさん「ちょこっと情報」を読んでくださっていて嬉しく思います。あれは本当におすすめです。来年も是非、この“裏技”でお手配ください。お早めにね!

さてさて。
この器、2ヶ月待ちでやっと入荷した器です。画像でみるとなんのこともない器に見えますが、ストーン調でずっしりとしており、受け皿もついているなかなかのもの。
実はこれ、植木鉢です。だから器の中にまあるく穴があいてます。アレンジで使ったあとはどんなお花を植えてみようか、考えるのも楽しいと思いませんか。




2003年5月3日
 ニュージーランド原産の ワイヤープランツ。

その名前とはかけ離れて、繊細なつるをもち、やわらかい動きをだしてくれるグリーン。大好きなグリーンのひとつです。

我が家のワイヤープランツで発見!
それはまるでゼリーのように、白くてぷよぷよした釣り鐘のカップの中に黒い実がなっています。これはカップもあわせて実?
そういえば、この前まで細かい小さなものがひらひら風になびいていたけど、あれが花だったのかしら、なんて今さら思っています。いつも葉しかみていないから、ワイヤープランツが花と実を教えてくれたのでしょうね。ちょっと観察してみます。



ワイヤープランツ

ワイヤープランツ
2003年4月27日
 芽吹きの季節ですね。薫風香るという言葉、いい響きです。

 我が家のいろんな植物たちも小さな芽をだしはじめました。サンセベリアは相変わらず猛スピードで大きくなっているし、ワイルドストロベリーもずっと実をつけ続けています。私の大事なコニファーはもう見上げるほど。パキラの新芽は赤ちゃんの手みたい。よほどそれぞれの場所がお気に入りなんでしょうね。

そんな中で、昨年の秋に植えたレースラベンダーが、ずっとずっと咲き続けています。特に株が大きくなるわけでも、細くなるわけでもなく。冬も春先も、今も変わらぬ姿で、風にゆらゆらゆれています。とっても気持ちよさそうに。じっと眺めていると時間を忘れそうです。




2003年4月20日
 ただいま満開の我が家の モッコウバラ

花そのものは小さめですが、一斉に咲いてくれるその様子は本当に可憐で愛らしい。白と比べると香りがなくてちょっとさみしいけど、でも私はこのスクランブルエッグ色が大好き。

モッコウバラはバラの中では比較的害虫が寄りつかず、あまり病気にもならないから、育てやすい品種といえるでしょう。蔓性なので、フェンスにはわせたり、トレリスで楽しんだり。
私はモッコウバラでアーチを作るのが夢!

母の日いろいろ情報です。

モッコウバラ

2003年4月13日
 見つけました!
とってもかわいい葡萄のアイアンバスケット
深さもあって、レリーフのように葡萄がついていてホントにキュート。トップページの作品に使っています。

あんまりかわいいからお店にあるだけ買いましたが、全部で28個しかないんです。これ、母の日のアレンジメントに使います。でも数がないから早い者勝ちになっちゃいますね。

母の日いろいろ情報です。


葡萄のアイアンバスケット

2003年4月6日
 ブラックバカラ です。 
ローテローゼとはまたひとあじ違った深く渋めの紅。大人を感じさせる色です。あまりたくさんは出まわってはいないから、市場にでると思わず仕入れてしまう品種のひとつですね。名前もとっても素敵ですから。

バラのページをまた少し追加しました。
 


ブラックバカラ
2003年3月29日
 水揚げの方法 第2弾!

“トンカチ法です”

コデマリや雪柳などは切り口をトンカチでしっかりたたいて、写真のようにしてください。割っただけではきちんと水が揚がってくれません。こんな風に細かくすると、しっかり水も揚がり日持ちもします。最初はちょっとかわしそう…なんて思うかもしれませんが、植物のためにも是非!

あつこさんの感想も第2弾


2003年3月22日
 教室のあつこさんがご自分のために初めて作ったバラのコーサージです。お子さんの卒業式出席のためにデザインしました。感想です。

まじめなあつこさんは、とっても細かくノートを取ってました。それを見ながらも最初は時間がかかったようですが随分自信につながったみたいです。さて、次は入学式ですね。がんばって!応援しています。


 一日も早く平和になってほしいと切に願います。


 

2003年3月15日
 水揚げの方法をご紹介。

 基本的には水の中で茎をカットする“水切り法”がほとんどですが、中には特殊な方法もあります。

 例えばブプレリューム。
小さな小さな花が10個ほど集まってひとつの花に見える花材で、やわらかい色合いのグリーンはどんな花とも相性抜群!動きもでて、アレンジメントでもブーケでもいろんなシーンで大活躍してくれます。

ブプレリュームは水が大好き。だから、例えばレッスンの最中でも水から絶たれている時間が長くなると、頭が落ちてきます。そうなってしまったら“燃焼法”です。
ブプレリュームをきつめに新聞に巻いて茎の先端を水切りした後、ガスなどの火で切り口を焼き、再度水につけます。これで水が揚がれば、その後はぐんと日持ちがよくなります。

この方法は先端を消毒すると同時に、炭化させることで水の通りがよくなると言われています。これを行う際は、必ず新聞で葉の部分を巻いて下さいね。熱が葉に伝わらないために。そしてくれぐれも火の元にはご注意を!

 これ以外に、“湯揚げ法” “トンカチ法” ”紙包み法”など花材によって水揚げの方法はいろいろあります。



ブプレリューム


2003年3月8日
 今年の初めに お友達からいただいたワイルドストロベリーに、こんなにたくさんの実がなりました。

 普通はいちごの重みで下に垂れてくるはずですが、小粒だからでしょうか、そういう性格なのでしょうか、しっかりと立ち上がって実をつけています。もっと選別して、少数精鋭にすべきだったのかな。小さな幸せがそれだけたくさんやってくるという意味でしょうか。すごく期待しながら楽しみに待つことにします。


 落合に新しい教室ができました。
午後と夜間の両方の時間帯がありますので、参加しやすいクラスになっています。お近くの方、是非お越し下さい!
お待ちしております。




2003年3月1日
 教室のちほさんとようこさんがデザインしたキャスケードブーケです。

最近の流行の細身タイプで、きれいな流れが表現できました。上のラウンドに近い部分からナチュラルに下に流す部分がやはりちょっと難しかったようです。

 ウェディングブーケは花嫁にとって、とても大事なものです。それだけにあらゆる場面で気を遣います。それはそれは大変な緊張感ですが、どうか思いきって“はじめの一歩”を踏み出してください。そして本番用ウェディングブーケができあがったときの感動を味わってみてください。いつでもお手伝いをしますので。
 
         
                               
 ちほさんの作品           ようこさんの作品

* 同じ花材で同じ分量でこれだけ作品に違いがでてきます。




2003年2月22日
 イングリッシュローズ の モリニュークス です。

イングリッシュローズとは…

近年特に人気の高いバラ イングリッシュローズ。
これはオールドローズ(多くは一季咲き)の繊細な花の形・香りとモダンローズ(多くは四季咲き)の性格を兼ね備えたバラで、イギリスのディビッド・オースチン氏(バラの育苗家)によって作られた品種です。

まだ日本では生産量も多くなく、そのため価格もかなり高価なバラになっています。

このモリニュークスもシルクのように繊細で、数え切れないほどの花びらと上品な香り。まあるく咲くその姿はまるで芍薬のよう。バラと言われなければ気づかないかもしれません。
 


イングリッシュローズ モリニュークス

イングリッシュローズ 
モリニュークス


2003年2月15日
 湯島天神の梅を見に行ってきました。

全体的にはまだ二、三分咲きでしたが、中にはひと足先に満開になっている木もありました。

梅は決して派手さはないけれど、春を告げる花のひとつだなとしみじみ感じます。

 


ふっくらとしたつぼみが咲きそろう頃に、本格的な春になるのでしょうか。楽しみです。







   すごい数の絵馬です





緑額(りょくがく)
2003年2月8日
 珍しい色のスィートピーを見つけました。濃いバイオレットカラーです。

花びらがベルベットのような風合いです。これだけをフラワーベースにまとめていけると、かわいいはずのスィートピーも一気に大人の雰囲気が醸し出せます。ほんのり甘い香りまで大人の感じ。

 スィートピーの珍しい色合いの中には、人工的に色水を吸い上げさせて着色しているものがあります。蛍光系の色(強い黄色、オレンジ)や茶色などはその代表です。私はどうもそういう色合いが得意ではないので、仕入れてこないのですが。

 自然の色か着色されたものかの見分け方はカンタン!茎の切り口に色が付いていればそれは着色されているものです。そうでなければ自然色。着色されたスィートピーをガラスのベースにいれると、水がその色に染まってしまいます。

 このバイオレットカラーのスィートピーは自然色。生産者の方に感謝ですね。



 







着色されていれば
切り口に色がついてます

2003年2月2日
 受験シーズンですね。

毎年、この時期は寒さが一段と厳しくなって、受験生たちも体調管理に気をもむことでしょう。受験といえば、湯島天神。私もお世話になりました。

 湯島天神の梅まつりも2月8日からです。見頃は今月中旬のようですね。地下鉄やJRの駅からも近いので、散歩がてらにどうでしょうか。
梅まつりの間は湯島界隈の老舗が出店するようです。花月のかりんとうとか、つる瀬の甘味とか。いずれもおすすめですね。

 散歩の足をちょっとのばして、東大本郷キャンパスもおすすめ。緑が多いし、本郷通りの喧噪からはなれられていい気持ちですよ。
実はその昔、キャンパス内で腕時計を落としまして。随分さがしたけど見つからなかったな。


 


湯島天神の昨年の梅
2003年1月26日
 バラのページを少し追加しました。

 誰でもそうだと思うのですが、どうしても得意な色目、あるとつい買ってしまう色合いというのがあると思います。私の場合はこのうっすらクリーム色系でしょうか。柔らかく温かみもあって、微妙で、上品で奥ゆかしい雰囲気が大好き。気がつくといつの間にか手にしています。
 教室ではあまり偏りがでないように仕入れているつもりですが、やっぱりこの色合いは登場回数は多い方かな。たまにはもっとビビットカラーでまとめてみましょう。




アイスバーグ
2003年1月18日
 誰もが知っている ヒヤシンス です。
チューリップと並んで秋植え球根の代表といえるでしょう。

子供の頃、水栽培をした経験がありますよね。根がぐんぐん伸びてくる様子がよくわかるので、観察日記をつけながら楽しんだものです。

秋植え球根は寒さを感じないと成長しません。だから、寒いからかわいそう、と思って冬の間家の中に入れないようにしてくださいね。茎が伸びなくなってしましまいます。固いつぼみができてきて、早く咲いてねと思う反面、茎が柔らかく頭が大きいので安定しないのもヒヤシンスの特徴です。そしてすごく甘い香りもこの花の特徴。好きな方、苦手な方もいるでしょう。
 少し前の話ですが、マミフラワーのディプロマ授与式の日、私はこのヒヤシンスの花を数輪カットして小さなヘアドレスをデザインして出席しました。美容室からタクシーに乗ると、運転手さんがすーっと窓を開けました。きっと私が強い香水をつけていると思ったのでしょうね。
 


ヒヤシンス

2003年1月13日
 あれから 4ヶ月。
葉挿しには季節はずれだったので、あまり期待はできなかったのですが、それでもなんとか育って欲しくて頑張りました。でも目立った成長は残念ながらありません。合計3本挿したうちの1本は早々に茶色に変色して枯れてしまい、残り2本で継続中。今の穂の長さは挿し始めの時ととほぼ同じ10pです。成長できなかったのかなぁと思い、斜めになってしまった方をそっと抜いてみました。するとやはり根らしきものもは見あたりません。無理かな……。
 枯れてしまった様子もないので、もうしばらくこのまま継続してみます。
 




2003年1月5日
 ワイルドストロベリーの苗をお友達からいただきました。

これは上手に育ててまっ赤な実をつけるようにすると、その頃幸せがやってくると言われているものです。
そんなに素敵な言い伝えがあるなら、この冬の寒さも乗り切ってきちんと育ててまっ赤な実を付けてもらうようにしないといけませんね。今、太陽の柔らかい陽がたっぷり差し込むいい場所で育てています。白い小さな花も咲きました。これがだんだん実になっていく様子をしっかり見ていきたいと思います。
2003年1月1日
 新年あけましておめでとうございます 

 新しい年が明けました。いかがお過ごしですか。
大晦日の夜から初詣に行ってきました。神社とお寺さん、両方行ってしまったのですが、いいのかしらって思っています。
 昨年とってもいい年だった人はそのまま引き続き、そうでなかった人は新しい年の始まりと共に気持ちを切り替えて、素敵なことがたくさんありますように。
私も仕事に、プライベートに、その他いろいろ素敵な事がちょっと多めにあるよに頑張ります。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 ちょっと前の ひとりごとヒストリーはこちらからどうぞ
☆ 2002.1〜6 ☆ 2002.7〜12
☆ 2001.1〜6 ☆ 2001.7〜12
☆ 2000. 1〜6. ☆ 2000.7〜12.
1999.12まで
topへ     ご注文